広島市議会 2014-06-26 平成26年第 2回 6月定例会-06月26日-04号
4月11,12日と広島市で核兵器を持たない12カ国でつくる軍縮・不拡散イニシアチブ──NPDI広島外相会合が開催されました。私は,参加国が被爆地ヒロシマで,見て,聞いて,学んだ被爆の実相を核なき世界に向けた具体的な行動に結びつけることを強く期待しました。
4月11,12日と広島市で核兵器を持たない12カ国でつくる軍縮・不拡散イニシアチブ──NPDI広島外相会合が開催されました。私は,参加国が被爆地ヒロシマで,見て,聞いて,学んだ被爆の実相を核なき世界に向けた具体的な行動に結びつけることを強く期待しました。
なお,シンポジウムの名称につきましては,当シンポジウムがNPDI──軍縮・不拡散イニシアチブ外相会合のサイドイベントでありますことから,軍縮という言葉を用いて,核軍縮シンポジウムとしたものでございます。
その会議を翌年に控え,本年4月にNPDI──軍縮・不拡散イニシアチブ──外相会合が広島で開催されます。この会合は,核兵器を保有しない国々が歩調をそろえて,核軍縮・核不拡散に関する取り組みを議論する場であり,NPT再検討会議につながる重要なプロセスになるものと考えています。
さて,広島市では日本で初となるNPDI──軍縮・不拡散イニシアチブが4月11,12日の2日間開催されます。この会議には,非核兵器国の12カ国の外相が出席して2010年のNPT再検討会議の合意事項である核兵器禁止条約の交渉開始を着実に履行させる政策が話し合われます。
NPDI──軍縮・不拡散イニシアチブ外相会合が日本で開催されるのは,今回が初めてであり,同会合の広島開催は各国の外相たちに核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う広島市民の思いを伝えるまたとない機会であると考えております。
明年4月には広島市で,非核保有12カ国による軍縮・不拡散イニシアチブ外相会合が開かれる予定となっております。議長として岸田外務大臣のリーダーシップに期待するところであります。最終的に,核兵器の開発,実験,製造,備蓄,移譲,使用及び威嚇としての使用などを禁止する核兵器禁止条約を発効させ,全ての国が加盟することが目標であります。
来年4月には,核兵器を持たない10カ国からなる国際会議,軍縮・不拡散イニシアチブ──NPDI──の外相会合が広島市で開催され,核軍縮・不拡散に関する創造的な政策が提案されます。 くしくも,時の日本国外務大臣は,我が広島市選出の岸田文雄衆議院議員です。
市長が言われる,迎える平和の観点は,かねてから我が党としても主張してきたところであり,2015年のNPT再検討会議の広島開催に向けて取り組んでこられた成果として,2014年にNPDI── 軍縮・不拡散イニシアチブの広島開催が決まったことは,そのステップとして極めて重要な意味を持つものと高く評価しています。
さらに,核兵器廃絶に向けて,非核保有国が連携して核保有国に働きかけるNPDI── 軍縮・不拡散イニシアチブなどによるアプローチも重要であると思いますが,どのようにお考えでしょうか。 広島市立大学平和研究所との連携強化について質問します。